▼レースレポート
2025年8月30日(土)、宮城県加美町にて開催された「グラベルクラシックやくらい2025」に、宇都宮ブリッツェン所属の沢田時選手が出場。初参戦となるこの大会で、沢田時は見事な走りを披露し、優勝を飾りました。
レースはパレード走行で穏やかにスタート。アクチュアルスタートが切られるとすぐにレースが動きます。沢田は織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)、阿部嵩之選手(ヴェロリアン松山)とともに先頭集団を形成し、その3名がレースの主導権を握る形となりました。
勝負所は、後半の70km地点に待ち受ける登りのグラベル区間。沢田はここで鋭いアタックを仕掛け、織田選手、阿部選手を突き放すことに成功。以降は独走状態を維持し、そのまま誰にも先頭を譲ることなくフィニッシュラインを通過。最終的には2位の織田選手と7分差をつける圧倒的な力を見せつけて、グラベルレース初出場の大会で堂々の優勝を果たしました。
2位争いは、織田選手と阿部選手によるスプリント勝負に。こちらは僅差で織田選手が制し、阿部選手が3位となりました。
当日はスタート時こそ晴天に恵まれましたが、レース中盤以降には断続的に激しい雨も。
これにより気温が下がり、暑さによる体力消耗が抑えられたことも選手たちにとっては好条件となったようですが、一方で路面状況の変化に気を配っていたと沢田選手がコメントしていました。