【コメント】
今シーズンをもって、小野寺玲は8年間在籍した宇都宮ブリッツェンを離れることになりました。
20歳でまだ弱かった僕が、今日に至るまでにここまで成長できたのは、このチームで良き仲間と共に走られ、素晴らしいファンの方々からの応援があったからです。このチームを通じて出会った人、学んだこと、経験できたことは僕の人生の中で大切な宝物です。
このチームで走っていなければ、大した結果も残せず、早々に選手を辞めていたかもしれません。思い返せば、それだけこのチームには自分を成長させてくれる要素がたくさん揃っていたと思います。
今となっては周りを取り巻く様々なことが変化し、僕の立場や考え方も変化してきました。この変化を機に、プロデビューから10年を迎えたこの年に引退しようかと、本気で考えていたくらいです。
人生を左右する大きな決断になりましたが、今年の上半期、悩みに悩んだ末に出した答えは、選手としてまだ走り続けるという選択でした。
しかしこのチームに残るという選択肢はありませんでした。関わる人や場所、自分の立場を変え、新たな可能性を探求するための"第二章"を始める場所が欲しかったからです。
宇都宮ブリッツェンという場所は僕にとって居心地が良く、素の自分でのびのびと活動できる場所でもありました。僕の趣味や特技を活かして、様々なことをさせてもらいましたし、地元企業様との共同企画も実現しました。
馴染みのある地を離れるのは寂しく不安も多いですが、この後の人生を見据えたときに、自分の経験値として色々なことにチャレンジしておきたいと思い、不安と…、それより少し多い期待を胸に、移籍を決意しました。
来年からは着るジャージの色を変えて、オノデライダー第二章が始まります。
宇都宮を離れても、纏う色が変わっても、変わらず応援していただけると嬉しいです。僕の気持ちとしては、今の僕を応援してくれているファンの方々も引き連れて新天地へ行くつもりです。
これまで宇都宮ブリッツェン小野寺玲へのたくさんの応援、ありがとうございました!