▼レースレポート
群馬サイクルスポーツセンターで開催されたJプロツアー最終戦。Astemo宇都宮ブリッツェンはチーム総合優勝は確定させているものの、岡の個人総合ランキングで逆転を狙うことを第一目標に会場入りした。メンバーは谷順成、フォン・チュンカイ、岡篤志、ルーベン・アコスタ、武山晃輔、花田聖誠、菅野蒼羅の7名。沢田時は翌日から宮城にてシクロクロスのレースがあるため、欠場した。
群馬サイクルスポーツセンターのコースは平坦区間が少なく、特に残り2kmあたりにある通称「心臓破りの坂」が厳しく、勝負の決め手となる。しかも今日は霧雨が降り、雲が厚く、気温が10度前後。過酷な気象条件でのレースになることが予想された。
Jプロツアーの個人総合ランキングは、金子宗平選手(群馬グリフィンレーシングチーム)が1位で1971ポイント、2位の岡は1633ポイントでその差338ポイント。このレースのレイティングはGOLDのため、1位の選手に500ポイントが付与される。仮に岡が優勝しても金子選手が6位であれば175ポイントなのでその差325ポイントで逆転には足りない。つまり、金子選手が7位以降になってくれなければ逆転はない。かなり難しい状況ではあるが、可能性はある。
今年Jプロツアーで金子選手が優勝をしたのは3回で、どれも逃げ切り勝利だった。直近の南魚沼ロードでは13位だったものの、岡をぴったりマークした上での順位で、金子選手が個人総合ランキング1位を固めるには充分だった。この最終戦は金子選手の独走を許さず、かつ、マークを振り切ることが絶対条件だ。
<レース前の岡のコメント>
「群馬CSCは自転車のサーキットということで何度もレースが開催されてきた。アップダウンとコーナーが連続するテクニカルなコース。ただ、きつい上りはないのでスプリンターにもチャンスがあるし、逃げ切り、またはクライマーの選手にもチャンスがある、非常に良いコース。直近の4戦では金子選手にクレバーな走りをされたが、金子選手は本当に強くて、正直、力負けしてしまったなというのが、今シーズンはたくさんあった。ただ、この群馬に関しては自分にも分があると思っている。チーム力を発揮していい展開に持っていけたら。自分が優勝しないと個人総合の逆転はかなり難しく、また金子選手の順位に左右されることがある。自分だけが頑張っても、逆転というのは厳しいが、諦めないで最後まで最善を尽くして頑張りたい」
レースは11時30分スタートだったが、スタート前にJプロツアー登録選手の中の引退選手がコールされ、セレモニーがあった。Astemo宇都宮ブリッツェンは、その場にはいなかったものの、小野寺玲選手の名前が呼ばれた。
セレモニー後、3分遅れでレースがスタート。小さな逃げはできるが、どれも決定打にはならず。逃げにはフォンやアコスタが反応する。岡は集団に待機だが、金子選手がピッタリとマークについていた。