ニュース:チーム

2018/11/12 チーム

【ジュニア育成】11/3(土)「ブリッツェン☆ステラ」活動レポート

期日:2018年11月3日(土)
会場:宇都宮市森林公園周辺
テキスト:鈴木真理(TRUTH BIKE)
11月ともなると朝晩の気温も下がり、日中との寒暖差が大きくなってきた宇都宮。
毎週土曜日13時「ブリッツェン☆ステラ」スクールはスタートします。
晴れていればこの時間帯的は汗ばんでしまうほど暖かく、気持ちのいい自転車日和。

秋も深まるこの時期 古賀志林道下りは落ち葉や枝で路面が見えず上級者でも慎重に走らないといけないほど荒れてしまいます。
翌日に古賀志山周辺でのイベントが開催されるということで、スタッフの皆様が走行路の落ち葉を清掃してくださいました。
ジャパンカップ開催時と同じくらいに良い路面状況とあって、今回の「ブリッツェン☆ステラ」スクールは古賀志林道下りの練習を行いました。

子供の自転車スクールで「下りの練習」は非常にリスクが高く、どんな状況でも安全に走行する技術を身に付けるには避けて通れないスキルアップ練習です。 イベント参加や普段の路上練習でも下りの練習をしておくことで感覚を養う事がとても大切であると考えます。
私の場合、生まれ故郷(神奈川西部地区)近辺に箱根があり 長い下り坂を走行する事で子供の頃から自然と感覚を身に付ける事ができました。
「ブリッツェン☆ステラ」の生徒達の練習環境(宇都宮周辺)では長い下り坂が少ないため、普段から下りを走行する練習ができず「重力でどんどん加速してしまう感覚」がわからない生徒もいます。
長い下り坂のコーナリングはスラローム走行とブレーキ操作が違う為、軽くブレーキを当てながら速度を調整しつつ走行ラインを合わせていきます。 練習では思い通りの走りができなくても良いのです。
怖くなったら怖くないスピードまで減速、繰り返し走ることで速度感とカーブでの遠心力に慣れることができます。 これこそが「下りの感覚」。
練習でこの感覚を身に付けることで対向車のいる路上練習やレースで落車しにくくなります。

今回が3回目の下り坂の練習でしたが、1回目は超ゆっくりペースでもカーブを曲がりきれず白線をオバーラン(※)してしまう生徒もいました。
 ※一般車両通行禁止区間ですが、他のサイクリストやハイキング客との安全確保のためブラインドカーブ前後にコーチを配置しての練習走行です

普段からレースを想定した集団走行の練習をしていますが、実は先日の競輪場練習で生徒が手首を骨折してしまうという落車事故が起きてしまいました。 生徒それぞれの走行技術はまだ差があります。
中には身体が小さいため安定せず走行路が左右に揺れてしまったり、前走車と追走車の速度感覚が万全でなくスピードが強弱してしまうことで車間距離が急に詰まってしまう…。
集団が一定速度で進む事は簡単そうに見えて実は難しい。
それは本番のレースでも同じです。
国際レースでも集団内では絶えず細かい前後の動きがあり一定速度で走る事は少なく、自分の身は自分で守れる走行技術(危険予知、危険回避)を身に付けなくてはいけません。

「ブリッツェン☆ステラ」では生徒それぞれの脚力でクラス分けをし、リスク有る練習をスクール内で行うことで一般車両の多い路上走行やレースで大惨事にならないようにスクール内で安全対策・指導を行っています。
これまでは脚力ごとのクラス分けを行ってきましたが、集団走行ではスキルに合ったクラス振り分けや並び順で安全強化を行い、安全にスクールを進められるように心がけて行かないといけないと考えています。


自転車練習は行う練習全てにおいて安全が第一です。
将来を担う子供達の大切な命ですから、大惨事が有っては遅い事を肝に銘じて安全意識の啓蒙とその対策を強化して行きます。
今後とも宜しくお願いします。
ジュニア育成チーム「ブリッツェン☆ステラ」の詳細はこちら

ブリッツェン☆ステラ オフィシャルパートナー

弱虫ペダル

 

有限会社坂田新聞店

 

株式会社カンセキ

 

有限会社なかはら

コンチネンタルホーム株式会社

 

五月女総合プロダクト株式会社

 

那須どうぶつ王国

 

株式会社オーリス

 

JKA