ニュース:レース

2023/09/30 レース

【レポート】OITA サイクルフェス!!! 2023 おおいたいこいの道クリテリウム(UCI)

【レポート】OITA サイクルフェス!!! 2023 おおいたいこいの道クリテリウム(UCI)

 

▼開催日

2023年9月30日(土)

 

▼スタート&フィニッシュ

大分駅上野の森口・大分いこいの道(大分県大分市東大道1-9)

 

▼出場選手

谷 順成

阿部 嵩之

堀孝 明

沢田 時

小野寺 玲

本多 晴飛

 

競技概要

大分駅上野の森口・大分いこいの道特設コース 1.0km×40周回 総距離40km

出走:101名(18チーム)

スタート時の天気:晴れ

スタート時間:14:00

▼レースレポート

9月の最終日とは思えない、30度を超える真夏日の中、UCI公認のプロクリテリウムにカテゴライズされる「おおいたいこいの道クリテリウム」が、大分駅前の一般道を使用して行なわれた。今年で10回目。このコースでのクリテリウムでは、宇都宮ブリッツェンは4回優勝しており、10年前にこの大会形式になってからは2017、2021年に小野寺が優勝。過去にさかのぼると、2015年に青柳憲輝選手が、2016年に鈴木譲選手が宇都宮ブリッツェンとして優勝しており、チームとしても相性のいいコースだ。

 

宇都宮ブリッツェンは、中国でのツアー・オブ・ビンゾウに出場した阿部嵩之、谷順成、小野寺玲、本多晴飛に加え、同じく中国で開催されたアジア大会に日本代表として出場した沢田時、高知県宿毛市ロードレースに出場していた堀孝明が合流。当初はフォン・チュンカイも出場を予定しており、ツアー・オブ・ビンゾウから日本に入ったが、雨のレースで体調を崩しキャンセルとなった。来たる今季最大のターゲットであるジャパンカップにピーキングしていく。

 

注目は沢田。アジア大会ではマウンテンバイク競技で銅メダル。アジア大会に向けて調子が上がっていったのを本人も、周りも実感し、その好調のまま大分入りした。

 

オールフラットのコースは、Pの字を左右反転したようなレイアウト。スタートからPの下部分にあるヘアピンコーナーでUターンして北上した後は、右へ右へとカーブを取りながらフィニッシュラインに入る。小野寺だけでなく、最大のライバルでもあり昨年は僅差で優勝を渡してしまった沢田桂太郎選手(スパークルおおいたレーシングチーム)も、「最終コーナーは最低でも4番手にいなければ、優勝は難しい」とコメント。位置取り争いが重要なのはさることながら、逃げが決まった年もあるので、レース中盤も警戒が必要だ。

レースは前半から高速で進む。逃げを作ろうにも、スプリントに持ち込みたいキナンレーシングチーム、マトリックスパワータグを中心にそれを許さず、特にフランシスコ・マンセボ選手(マトリックスパワータグ)がほとんどの逃げを潰しにきた。宇都宮ブリッツェンも8周目で阿部、13周目では沢田がアタック。これもほどなくして集団に飲み込まれたが、14周目にも沢田が動き、脚の調子の良さと、御岳山での個人合宿で鍛えた心肺機能を見せつける動きとなった。その回復力は中継での解説でも、驚きを持って伝えられたほどだ。

 

本多晴飛、堀孝明、谷順成が順にレースを降り、残り4周辺りから阿部も集団後方に下がってしまうようになる中、沢田が小野寺をしっかりアシスト。沢田は今年、競技人生の中で初めて、宇都宮ブリッツェンのようなロードレース中心のチームに加入したが、レースを重ねるごとに「自分がどう動くべきだったか」と、TRY&LEARNを繰り返していた。今日のように、最後までアシストとしてゴール前まで行けたのは初めてと言ってもいいのではないか。しかし結果は小野寺が4位。沢田がそのまま滑り込んで5位。

 

優勝した岡本隼選手(愛三工業レーシングチーム)がインタビューで答えたが、今日のレースは最初に出てくるヘアピンコーナーからスプリントフィニッシュの位置取り合戦が始まっていた。沢田と小野寺は15番手辺りでそのヘアピンを通過し、そのまま番手を上げられずに、小野寺が「最低でも4番手にいなかければ」と言っていた最終コーナーを12番手で通過。それでもよく4位まで上げられたと思うところであるが、小野寺がゴール後にコメントしたように、最終コーナーまでに番手を上げられなかったことに悔いが残り、また、最後までもっと選手を残せるようにしなければならないという反省点も残った。

 

明日は総距離148.1㎞のおおいたアーバンクラシックが開催される。明日に照準を合わせているチームもあって、また違った展開が予想される。総合力をつけてきた小野寺はもちろん、上り調子の沢田、今季エースを務めることの多い谷で、宇都宮ブリッツェンらしいレースをしていきたい。

【小野寺玲のレース後のコメント】

今までのこのレースで一番人数が多く残ったと思う。より多く選手を残したチームが、最終的に優位になるという結果となった。最終周回、集団が大きく割れていく中で、我々は前に枚数を残せなかったのが痛かった。最後までそばにいてくれた沢田選手とは、多くの言葉を交わす余裕はなかったが、2人でまとまって、できるだけ前にいようとは心がけた。でもやはり、2対4とか、枚数の差が出てしまい、こういう大人数のクリテリウムで2人では前への位置取りがしづらく、最後までいい位置で勝負に挑めなかった。ラスト1周に入った段階からすでに位置取りが良くなく、最終ターンまでに上がり切れなかったのが悔しい点。ただ、連携の形自体は悪くなかった。枚数を残して1つ上のポジションにいれれば、充分狙えた勝負だったと思う。

▼リザルト

1位 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) 0:53:02

2位 黒枝咲哉(スパークルおおいたレーシングチーム) +0:00

3位 河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング) +0:00

4位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +0:00

5位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) +0:00

49位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +1:09

DNF 谷順成(宇都宮ブリッツェン)

DNF 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)

DNF 本多晴飛(宇都宮ブリッツェン)

※全リザルトはこちらから https://matrix-sports.jp/lap/result.php?evt=231001_oita&ctg=100