【レポート】がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州 2026 stage2 大分・熊本ステージ
▼開催日
2026年10月11日(日)
▼スタート&フィニッシュ
豊後大野(豊後大野市役所)~南阿蘇(南阿蘇村役場)
▼出場選手
谷 順成
増田成幸
岡 篤志
セルジオ・トゥ
宮崎泰史
菅野蒼羅
▼レース距離
127.8km
▼スタート時間
10:00
▼完走者
95人
▼レースレポート
昨日のstage1は岡がブリッツェンの最高位でフィニッシュ。今日から厳しい山が登場する。
レースは残り106.3kmにスプリント、86.8kmに2級山岳、66.1kmに1級山岳、44.2kmにスプリントポイント、32.3kmに1級山岳、20.8kmにスプリントポイントが設定されている。ワールドチームがボーナスタイム狙いで逃げに乗るか、それともステージ優勝に重きを置きメイン集団にとどまるか。彼らの動きによってレースは大きく変わるだろう。
レース前の谷のコメント
「ツール・ド・九州はレベルが高い大会で、クリテリウムも前日もハイスピードで進みました。自分自身のコンディションはすごくいい状態にあると思います。今日は総合が大きく動くと思うので、勝負していきたいです。UAEやアスタナといったワールドツアーチームを中心に動くため、それらのチームが1級山岳の最初の方で仕掛けるかどうかで集団も大きく分断されるかなと思います。ブリッツェンとしては自分たちから何か仕掛けるというよりは、全員が最初の1級山岳を越えてその後に動きに対応することが重要かなと思います。まずは1級山岳を全員で越えて、最後の勝負どころの箱石峠を自分や増田選手や岡選手といった総合を狙う選手が先頭で越えて、ゴールスプリント勝負に連携して挑めればと思います。(雨がぱらついている点について)ここから標高が1000mほどあがるため、より寒くなると思いますが、自分たちにとってはそれほど不利に働かないと思います。冷えて体が動かないような状態にならないように意識しながら進めていきたいです」
Stage2がスタート。逃げたのは岡本隼(愛三工業レーシングチーム)選手、ウィリアム・ヘファーナン(キャッシュ X ボディラップ) 選手、新城雄大(キナンレーシングチーム) 選手、ニルス・シンスヘク(リーニン・スター)選手、ジェビン・ユン(ルージャイ・インシュランス・ウィンスペース)選手、アドネ・ヴィレムヤ ン・ファン・エングレン(トレンガヌ・サイクリングチー) 選手、ジェラルド ・レデスマ(VC福岡)選手、中村圭佑(ヴィクトワール広島)の8名。
アスタナとUAEは一人も逃げに乗せず、メイン集団をコントロールしていた。ただ、メイン集団でトラブルが発生。総合リーダーのマッテオ・マルチェッリ(XDS・アスタナ・チーム)選手がリタイアしレースを去ることになった。この時点でリーダー交代が確実になる。
ブリッツェンはメイン集団でレースを進めることを選択。このメイン集団から振り落とされないようにしなければいけない。
レースは8名の逃げとメイン集団で進行。106.3kmのスプリント、86.8kmの2級山岳、66.1kmの1級山岳、44.2kmのスプリントポイントは先頭集団で消化されていった。
レースが動いたのは、36km。逃げ集団からアドネ・ヴィレムヤ ン・ファン・エングレンが飛び出す。32.3kmに設定されたこの日最後の1級山岳・箱石峠をトップで通過する。
一方、メイン集団ではトタルエナジーズがペースアップ。残っていた7名の逃げはもちろん、アドネ・ヴィレムヤ ン・ファン・エングレン選手も吸収しレースが振り出しに。そして、この攻撃により集団が分断されてしまった。
ブリッツェンは谷が粘り強く走るが、箱石峠のラスト1kmでドロップ。ここで完成された先頭約20名には入れなかった。なお、20.8kmのスプリントポイントは、先頭約20名によるスプリント争いに。イヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)選手、ジョルダン・ジェガット(トタルエナジーズ)選手、マッテオ・レニャンティ(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ)選手の順番で通過する。
しかし、谷は諦めない。約20名の集団に入れなかったメンバーと協力し、残り2kmで集団に追い付いたのだ。先頭は約30人の集団に。イヴォ・オリヴェイラ選手やケヴィン・ヴェルマーク選手 (UAEチームエミレーツ・XRG)、マルコ・シュレットル選手やアレッシオ・デッレ・ヴェドーヴェ(ともにXDS・アスタナ・チーム)選手なども含まれた強力な集団。終盤はこのメンバーでのスプリントとなる。その中で優勝を飾ったのは、イヴォ・オリヴェイラ選手。最後のスプリントポイントをトップで通過しながら、フィニッシュももぎ取った。
谷はタイム差なしで13位フィニッシュ。また、総合では23位につけた。トップとのタイム差は19秒。3位との差は10秒。最終ステージとなる翌日に望みをつなげた。
レース後の谷のコメント
昨日のミーティングでワールドツアーチームがコントロールして、コンチネンタルチームが逃げに入るという予想をしていて自分たちがどうするかという話をしていました。そして、久住高原の上りや箱石峠で必ずメイン集団が逃げを捕まえるため真っ向勝負で戦おうという話をしました。そのため最初の逃げを見送って勝負どころまで、みんなにサポートしてもらいながら自分や岡選手で勝負できるようにしていました。しかし、いざ箱石峠でトタルがペースを上げたとき、ラスト1kmで自分が耐え切れなくて先頭集団から遅れました。ただ、一緒に遅れたメンバーが強力で最後まで諦めずに終えたため、先頭の25名にラスト2kmで追いつくことができました。そこからのスプリントはかなりきつい状態で、もう少し上にいけたかなという思いもありつつも、まずは明日に繋げられました。日本人2位というのも悔しいですし、もう少しリザルトを狙えたかなと思います。ただ、総合は明日に繋げられたので、今日の反省を明日に活かしてチーム全員で戦っていきたいです。(残り2km、無線で鈴木監督からの指示が聞こえたことについて)追いついた時は30人ほどいて一番後ろにいましたが、真理監督に上がれといわれ、ツアー・オブ・ジャパンでも30番目ぐらいからスプリントをする状態だったので、ペースも上がっていて本当にきつかったのですが、可能な限り前にあがりました。恐らく13番手で、ほぼ抜かれてもいないですし前も詰まって抜けてもいないので、追いついた時のほぼそのままの順位になったと思います。もっと前に行ければシングルリザルトも狙えたと思います。自分自身いい経験もできましたし、真理監督の声も力になり、いいレースはできたと思うので明日もいいレースをしたいです。ジャパンカップもあるのでそこにいい形で行けるように明日、いいリザルトを目指してチーム一丸となって戦っていきたいと思います。
▼stage2リザルト
1位 イヴォ・オリヴェイラ (UAEチームエミレーツ・XRG) 3:03'31"
2位 ウィリアム・ヘファーナン(キャッシュ X ボディラップ) +0"
3位 ルーク・マッジウェイ(リーニン・スター) +0"
13位 谷順成(Astemo宇都宮ブリッツェン)+0"
45位 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)+ 1'34"
57位 菅野蒼羅(Astemo宇都宮ブリッツェン)+ 5'01"
62位 増田成幸(Astemo宇都宮ブリッツェン)+ 5'01"
70位 宮崎泰史(Astemo宇都宮ブリッツェン)+9'04"
93位 セルジオ・トゥ(Astemo宇都宮ブリッツェン)11'46"
▼総合リザルト
1位 イヴォ・オリヴェイラ (UAEチームエミレーツ・XRG) 6:13'03"
2位 ルーク・マッジウェイ(リーニン・スター) +0'07"
3位 ウィリアム・ヘファーナン(キャッシュ X ボディラップ) +0'09"
23位 谷順成(Astemo宇都宮ブリッツェン)+0'19"
38位 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)+ 1'53"
61位 増田成幸(Astemo宇都宮ブリッツェン)+ 5'20"
64位 菅野蒼羅(Astemo宇都宮ブリッツェン)+ 5'20"
71位 宮崎泰史(Astemo宇都宮ブリッツェン)+ 9'23"
93位 セルジオ・トゥ(Astemo宇都宮ブリッツェン)+12'39"
※全リザルトは下記URLをご参照ください。
https://tourdekyushu.asia/manager/wp-content/uploads/2026/10/C10.pdf
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