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【レポート】ツアー・オブ・ジャパン 2026 第1ステージ チャリ・ロト 堺(UCIアジアツアー2.2)
▼開催日
2026年5月24日(日)
▼スタート&フィニッシュ
大仙公園(大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁)
▼出場選手
谷順成
増田成幸
フォン・チュンカイ
岡篤志
武山晃輔
宮崎泰史
▼競技概要
大仙公園周回コース 2.6km
出走:96名
スタート時間:13:30
日本最大のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン 2026」が、いよいよ幕を開けた。そのプロローグとなる第1ステージは、世界文化遺産・百舌鳥古墳群の壮大な景観に囲まれた大仙公園を舞台とする2.6kmの個人タイムトライアルだ。コース内最長のストレートは、左手にあの仁徳天皇陵古墳を臨む。
美しく整備された一般公道ながら、コース内には3箇所の直角コーナーが待ち受け、極限のスピードを維持したまま最短ラインを攻める高度なコーナーリング技術が求められる。さらに、最終コーナーを抜けたJR阪和線沿いのホームストレートでは、100分の1秒を削り出すための爆発的なスプリント能力が勝敗を分けるだろう。チーム戦術が介入しない純粋なスピードとパワーのガチンコ勝負であり、ここで各選手が示すパフォーマンスは、これから続く過酷なステージレース全体を占う指標となる。
今大会、Astemo宇都宮ブリッツェンは強力な6名で8日間の戦いに挑む。チームを牽引するのは、直近のおんたけヒルクライムで4位と調子を上げているキャプテンの谷順成、そしてTOJ総合優勝の経験を持ち、技術的・精神的支柱としてチームを支えるベテラン増田成幸だ。さらに、宇都宮清原クリテリウムを制し現在Jプロツアーのリーダーに君臨するエース岡篤志と、ワールドツアー経験者であり、その岡の勝利を完璧にアシストした台湾の英雄フォン・チュンカイがスピードに磨きをかける。また、ツール・ド・熊野でステージ優勝に迫る走りを見せ、今季は自身の勝利も狙うスーパーアシスト武山晃輔、そして直近のおんたけ2連戦で連続表彰台を獲得し好調を維持する宮崎 泰史も、虎視眈々とステージ優勝を狙う。
前哨戦となった「堺国際クリテリウム」の熱気が残る大仙公園。初夏を感じさせる気温29度、湿度49%、若干の風。レースに先駆けて行われたチームプレゼンテーションでは、Astemo宇都宮ブリッツェンの選手たちがステージに登壇し、集まった大勢のファンに向けて今大会への熱い決意を語った。
2019年に同ステージを制している岡は「チームとしても個人としてもこのTOJは大事なレース。この堺ステージは2019年に優勝することができている。また優勝できるように頑張りたい」と大会との相性の良さを口にし、キャプテンの谷は「Jプロツアーのほうでも岡選手が個人ランキング1位を取っており、チームランキングもつい先日1位に上がった。いい状態でTOJに入った。第4ステージの大鹿はAstemoがスポンサーについてくださっているので特に頑張りたい。もちろん全ステージ優勝を目指す」と、チームの充実ぶりと冠ステージへの強いこだわりをみせる。さらに4年ぶりの参戦となるベテランの増田も「今年のチームも強い選手、調子のいい選手がたくさんいるので、1ステージ1ステージ優勝を狙い、僕自身も力になりたい。100%全力で頑張る」と力強く宣言し、会場を沸かせた。
レースは13時30分にスタート。全体の4番手という早いタイミングで出走したマッズ・アナスン選手(スワット クラブ )が3分00秒47という好タイムを叩き出し、長く暫定トップの座を守る展開となる。
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Astemo宇都宮ブリッツェンからは、まず全体の10番手で武山がスタート。果敢に攻めて3分22秒05をマークする。続いて26番手でスタートを切った増田は、路面と背中が平行になるほど上半身を深く沈め、風の抵抗を極限まで抑え込んだ圧巻のフォームを披露。ベテランらしい研ぎ澄まされた走りで3分12秒58を叩き出した。
その後、32番手出走のトンマーゾ・ダーティ選手(TEAM UKYO )が2分57秒94という驚異的なタイムを叩き出して暫定首位に躍り出ると、ここからさらにタイムを巡る攻防が激化。チーム3番手として42番手で出走した谷が3分10秒18、58番手のフォン・チュンカイが3分17秒13と、それぞれ全力のペダリングで2.6kmを駆け抜けた。
レース後半に入るとそれまで吹いていた風がピタリと止み、コンディションが変化する。74番手でスタートした宮崎が3分09秒76の好走を見せると、いよいよチームの最終走者、90番手の岡がスタートラインに就いた。
非常に引き締まった表情で飛び出した岡は、後ろから見ると頭が見えなくなるほど極限まで深いエアロ姿勢を維持。コース特有の若干の上り基調や細かなワインディングに対しても、ペダルを回す速さをほとんど変えず、ロスなく処理していく。1秒を削り出す完璧な走りを披露した岡は、ダーティ選手に迫る3分01秒26の快走を見せ、フィニッシュ直後は暫定5位に食い込んだ。
最終的に岡はトップと3秒32差の個人総合8位となり、明日からのロードレースに向けて好位置でのスタートを切った。チームは明日、昨年岡が優勝した第2ステージ京都へと挑む。狙うは、誰もが待ち望む「京都ステージ2連覇」。ディフェンディングチャンピオンの誇りを胸に、再びトップでフィニッシュラインを駆け抜ける姿を期待したい。
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【レース後の岡のコメント】
タイム的には昨年とそこまで変わらないかなというところで、若干悪かったかもしれませんが、今回のタイムトライアルの結果は8位ということで、非常に悔しいの一言です。
ライバルチームに関しては、やはりTEAM UKYOであったり、イタリアのスワット クラブなど、本当にスピードのある選手が多いですし、総合力もあるチームだと感じています。そのため、全ステージで非常に難しい戦いになるのではないかと、今回の初日から強く実感いたしました。
自身のコンディションについては、ここまでずっと連戦続きということもあり、少し疲れもあったのではないかと思います。しかし、このツアー・オブ・ジャパンに向けて準備はしっかりとできていると考えておりますので、これからのステージでしっかりと成績を出していきたいです。
明日はいよいよ、昨年優勝した京都ステージとなります。明日のステージは自分も得意なステージですので、昨年に引き続き、2年連続で優勝できるように頑張りたいと思います。
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▼第1ステージリザルト
1位 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)2'57"94
2位 山本哲央(TEAM UKYO) +1"18
3位 マッズ・アナスン(スワット クラブ) +2"53
8位 岡篤志(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +3"32
40位 宮崎泰史(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +11"82
44位 谷順成(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +12"24
59位 増田成幸(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +14"64
77位 フォン・チュンカイ(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +19"19
90位 武山晃輔(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +24"11
▼第1ステージ終了後の個人総合リザルト
1位 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)2'57"
2位 山本哲央(TEAM UKYO) +0'02"
3位 マッズ・アナスン(スワット クラブ) +0'03"
8位 岡篤志(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +0'04"
40位 宮崎泰史(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +0'12"
44位 谷順成(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +0'13"
59位 増田成幸(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +0'15"
77位 フォン・チュンカイ(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +0'20"
90位 武山晃輔(Astemo 宇都宮ブリッツェン) +0'25"
※全リザルトは下記URLをご参照ください。
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