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2026/05/25 レース

【レポート】ツアー・オブ・ジャパン 2026 第2ステージ JPF 京都(UCIアジアツアー2.2)

【レポート】ツアー・オブ・ジャパン 2026 第2ステージ JPF 京都(UCIアジアツアー2.2)

 

▼開催日

2026年5月25日(月)

 

▼スタート

普賢寺ふれあいの駅(京都府京田辺市普賢寺小田垣内62-1)

 

▼フィニッシュ

けいはんなプラザ(京都府相楽郡精華町光台1-7)

 

▼出場選手

谷順成

増田成幸

フォン・チュンカイ

岡篤志

武山晃輔

宮崎泰史

 

▼競技概要

パレード6.6km+2.8km+16.8km×6周 総距離103.6km

出走:95名

スタート時間:9:45

▼レースレポート

本格的なロードレースの幕開けとなる第2ステージJPF京都。本ステージには山岳賞(KOM)が設定されており、コース中盤に待ち構える「鳥谷池の登り」がその勝負どころだ。ここでトップ通過してポイントを重ねれば、初の山岳賞リーダージャージを獲得できるため、ジャージを狙うクライマーや山岳賞を意識するチームによるコントロールも予想された。また中間スプリントでポイント賞ジャージを狙う選手も出てくる。昨年はAstemo宇都宮ブリッツェンの岡篤志が個人総合ポイント賞に輝いた。今年も狙うならば、場合によっては中間スプリントも大事になるだろう。

 

また、登りきった後のハイスピードな下り区間や、テクニカルなコーナーが連続する後半セクションも、一瞬の油断が命取りとなる難所だ。最終局面は、けいはんなプラザへと向かう緩やかな登り基調のホームストレートで、集団スプリント勝負、あるいは登坂区間で絞り込まれた少数精鋭によるサバイバル戦となるのか。

 

Astemo宇都宮ブリッツェンのエース・岡は、昨年のこのステージで優勝。沢田時が1周目から残り2周の途中まで逃げに乗り、最後は岡が集団スプリントを制するという、チームとして最高の形で勝利ができた。沢田は今回、MTBの国際大会出場のためにTOJはスキップとなったが、今年のメンバー谷順成、増田成幸、フォン・チュンカイ、武山晃輔、宮崎泰史で岡の2連覇を狙いたい。

 

▼レース前の岡のコメント

「昨年このステージで優勝することができ、今年もやはり優勝を狙っています。しかし、2連覇というのはそう簡単にできるものではないと思っていますので、チーム一丸となって、冷静に見極めながら走っていきたいです。

私が注意すべきライバルスプリンターとしては、昨日のステージで優勝したトンマーゾ・ダーティ選手(TEAM UKYO)でしょうか。ツアー・オブ・アルプスでもスプリントで優勝されていますし、確実に登りも強い上にスプリント力もありますので、一番の強敵になってくるのではないかと考えています。

2連覇はなかなか難しいとは思いますが、最後に素晴らしいスプリントをお見せできるよう頑張ります」

 

京都ステージの会場に、昨年の同ステージで勝利を挙げた岡ののぼり旗が掲げられる中、気温30度に達する真夏のような暑さの中でレースがスタートした。

さっそく1周回目から、キー・ジェイ選手(トレンガヌ サイクリングチーム)と山本元喜選手(キナンレーシングチーム)が先行して逃げを形成するが、ここにいくつかの追走があり、集団が一度繋がった。その後もアタックと吸収が繰り返された。

1周回目の後半に入ると、ジャコモ・ガラヴァーリャ選手(スワットクラブ)と、日本ナショナルチームの吉田奏太選手の2名が先行を開始。1周回目を完了した時点で、先行する2名とメイン集団とのタイム差は57秒を記録した。

3周回目に入ると、コースの勝負どころである上り区間で吉田選手が遅れ、ガラヴァーリャ選手が単独で逃げる展開へと変化する。3周回目を終えた時点で、独走を続けるガラヴァーリャ選手とメイン集団との差は1分56秒まで拡大した。メイン集団の先頭ではソリューションテック NIPPO ラーリがペースコントロール。Astemo宇都宮ブリッツェンは全選手がこのメイン集団内にしっかりと位置し、冷静にレースを進めていった。

 

少人数での逃げとなったため、レース中盤までは比較的落ち着いた展開で進んだが、その分、終盤に向けての激しい攻防が予感される緊迫した空気が漂う。5周回目を完了した時点でもガラヴァーリャ選手の独走は続き、メイン集団とは1分24秒差。いよいよレースは終盤戦へと突入し、集団のスピードが上がり始める。

 

最終周回に入る局面では、Astemo宇都宮ブリッツェンが誇る武山と増田が集団の先頭で力強く牽引を開始。この強力な引きによってタイム差は53秒まで一気に縮まり、フィニッシュまで残り約12kmの地点で、長く逃げ続けたガラヴァーリャ選手を完全に捕らえた。

 

その後、KOM(山岳賞)後のハイスピードな下り区間でレースが動く。レイン・タラマエ選手(キナンレーシングチーム)、フェデリコ・イアコモーニ選手(TEAM UKYO)、ベンジャミ・ブラデス・レヴェルテル選手(VC福岡)、そしてリーダージャージを着用するトンマーゾ・ダーティ選手(TEAM UKYO)の4名が鋭く先行。集団の一瞬の隙を突いたこの4名が、そのままメイン集団を突き放して逃げ切りを図る展開となった。

 

最後はこの4名による緊迫したスプリント勝負となり、これを制したダーティ選手がツアー・オブ・ジャパン2026第2ステージJPF京都の覇者となった。

 

一方、後方のメイン集団によるスプリントに挑んだAstemo宇都宮ブリッツェンは、エースの岡が日本人最高位となる10位でフィニッシュ。また、谷と宮崎もメイン集団内で無事にフィニッシュラインを駆け抜けた。

 

組織力を持って終盤の集団牽引を担い、狙い通りに逃げを捕らえたものの、下り区間で先行4名との間に中切れが発生し、4名とのギャップを埋められない、悔しさの残るステージとなった。しかし、メンバーのコンディションは良く、チームの連携も確実に機能している。総合順位を見ると16位までは外国人選手の名前が並ぶ中、岡だけが日本人として6位につけている。明日以降も、選手それぞれの強みを活かして勝利を掴み取るべく、Astemo宇都宮ブリッツェンは攻めの走りを続けていく。

レース後の岡のコメント】

最終盤、チームメイトが前にいてくれて、良い位置で登りに入ることができました。悪くない状況だと思っていましたが、頂上からの下りで4名に行かれてしまいました。テクニックの差と言いますか…、4人の番手にいた選手が離れて中切れを起こしてしまい、そのまま追えずに終わる形になってしまいました。自分自身も後ろの集団で良いスプリントができませんでした。昨年優勝したステージだっただけに、今回の10位という結果はかなり悔しさが残ります。

ただ、京都ステージでは勝てなかったものの、まだこの先、自分に向いているステージが残っていますので、引き続き頑張ります。

 

▼第2ステージリザルト

1位 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)2h39’06”

2位 ベンジャミ・ブラデス・レヴェルテル(VC福岡) +0’00”

3位 フェデリコ・イアコモーニ(TEAM UKYO) +0’00”

 

10位 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン) +0’23”

30位 谷順成(Astemo宇都宮ブリッツェン) +0’23”

36位 宮崎泰史(Astemo宇都宮ブリッツェン) +0’23”

68位 武山晃輔(Astemo宇都宮ブリッツェン) +7’54”

69位 増田成幸(Astemo宇都宮ブリッツェン) +7’54”

71位 フォン・チュンカイ(Astemo宇都宮ブリッツェン) +7’54”

 

▼第2ステージ終了後の個人総合リザルト

1位 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)2h41’53”

2位 フェデリコ・イアコモーニ(TEAM UKYO) +0’10”

3位 ベンジャミ・ブラデス・レヴェルテル(VC福岡) +0’16”

 

6位 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン) +0’37”

22位 宮崎泰史(Astemo宇都宮ブリッツェン) +0’45”

24位 谷順成(Astemo宇都宮ブリッツェン) +0’46”

71位 増田成幸(Astemo宇都宮ブリッツェン) +8’19”

72位 フォン・チュンカイ(Astemo宇都宮ブリッツェン) +8’24”

73位 武山晃輔(Astemo宇都宮ブリッツェン) +8’29”

 

※全リザルトは下記URLをご参照ください。

https://www.toj.co.jp/2026/file_upload/100512/_main/100512_01.pdf