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2023/11/19 レース

【レポート】JCX series 第5戦 弱虫ペダル スーパークロス野辺山 DAY2(UCI 2)

【レポート】JCX series 第5戦 弱虫ペダル スーパークロス野辺山 DAY2(UCI 2)

 

▼開催日

2023年11月19日(日)

 

▼スタート&フィニッシュ

滝沢牧場(長野県南佐久郡南牧村野辺山23-1)

 

▼出場選手

小坂 光

沢田 時

 

▼競技概要

滝沢牧場特設コース 2.0㎞+2.68㎞×8周回

出走:98名

スタート時間:14:55

 

▼レースレポート

日本のシクロクロスファンにとっては、観るのも出るのも楽しみな弱虫ペダル スーパークロス野辺山。2日間にわたって開催され、シクロクロスのお祭り的な要素も強い人気の大会だ。2日目のエリート男子はUCIレースに認定され、UCIポイント獲得のためにも、選手たちは前日以上に気合が入る。宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームからは、小坂光、沢田時が出走。

 

昨日はレース途中から吹雪という悪天候となったが、今日は打って変わって晴天に恵まれ、遠くに八ヶ岳もくっきりと見える。ただ昨夜は暴風に襲われ、コースの施設に大規模な破損が発生。復旧できなければレースキャンセルの可能性もあった。幸い、主催者の懸命な復旧作業によって無事開催することができたが、それを最も喜んだのは沢田かもしれない。

 

初日は織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)と先頭争いをしていたにも関わらず、落車によって遅れを取り2位に甘んじた。昨日のレース直後もそうだが、レース前コメントでも「昨日の続きをしたい」と沢田。「昨日は落車でレースを棒に振ってしまった。昨日の続きをしたい。最後まで持ち込んで勝ちに行きたい」と意気込む。

 

会場は明るい太陽の日差しで11度まで上がり、暖かいのはいいが、コース上の霜を徐々に溶かし始めた。試走を終えた小坂は「泥の処理の仕方で大きな差が出ると思う。でも、2人とも泥は得意なので、味方をしてくれるのではないか」と分析。また今日のレースを「まずは表彰台。UCIレースだし、昨日の勢いをそのままに、いいレースにしたい」と語った。

 

太陽が西に傾きかけた14:55にレースがスタート。最初のコーナーは小坂が2番手、沢田が6番手。このコースは直後の上りが長いので、ホールショットを取りに行かなくとも挽回が可能だ。1周目を終えると、先頭は沢田と織田選手、柚木伸元選手(日本大学)、副島達海選手(大阪産業大学)の4名に。初日の表彰台3名を含むこのパックのまま、レースが進むと思われた2周目。シケインを越えた沢田にメカトラが生じ、ピットインによって先頭を行かせてしまう。しばらくすると織田選手が単独トップに。それを3番手で追う沢田であったが、残り3周で2番手に浮上。織田選手とのタイム差は28秒。

 

一方、小坂は2周目から6番手辺りを走り、徐々に順位を落としていく。泥は問題なくクリアしていたが、前日からの疲労が抜け切れていなかったようだ。ペダルを踏む足は重く、しかし諦めることなく前を見据え、残り2周で10番手。

 

沢田は織田選手に迫るシーンも見せたが、結局、織田選手の独走勝利を許し2位。小坂は9位となった。

 

次戦は関西シクロクロス琵琶湖グランプリ(滋賀県草津市)だ。沢田にとっては地元凱旋レース。「ずっと2位が続いていて、優勝したい欲求が高まっている。宇都宮ブリッツェンのジャージで地元優勝というのは忘れられない勝利になると思うので、絶対に優勝したい」と沢田。小坂も悔しさを胸に「昨日感じた勢いを来週は取り戻し、さらに昨日以上のレースをしたい」とリベンジを誓った。

 

まだシクロクロスシーズンは始まったばかり。宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームに、ぜひご注目いただきたい。

【小坂 光のレース後コメント】

昨日も2、3周目で先頭集団から離れてしまったが、今日も2周目辺りからかなりキツくなってしまった。そこで我慢しなければならないのはわかっていたが、どうにもキツく、耐えられなかった。泥の多いコースはスムーズに走れたと思うが、昨日の疲労が抜けてないと感じた。後半は少し盛り返したが、順位を上げるまでにはいかず。でも、集中を切らさずに走れば、特に今日のようなコースはミスも起こりやすいので、前が落ちてくることもある。耐え続けるレースとなった。9位なのでUCIポイントは取れたが、最低限5位、目標は表彰台だった。悔しい。昨日は自分の走りに勢いを感じたので、その走りができればよかった。来週の琵琶湖グランプリもUCIレースで、オランダから参戦する選手もいると聞く。中国のレースなどで何度も一緒に走ったことのある選手で、とても強い。疲労を抜いて、昨日よりもいい走りができるよう、しっかりと準備をしたい。

【沢田 時のレース後コメント】

2周目に変速のトラブルを起こし、ピットに入るのに10秒ぐらいのロスをした。そこからすぐに追いつければよかったが、織田選手を先行させてしまい、2位の選手に追いつくのにも時間がかかってしまった。昨日の続きのレースをしたいと思い、序盤はいい形でレースを進めており、昨日より調子もよく、余裕があって、「今日はいける」と感じた。悔しい。でも、今日のレースを振り返っても、昨年のように織田選手にすぐ置いていかれるということはもうないだろうなと感じた。シクロクロスで絶対に起こしてはならない機材トラブルと落車というのをこの2日間で経験したが、この競技ではそれも実力。ただ、初戦の2戦でそれが起きてしまったのは、今後を戦う上でもいい教訓となった。大事なのは次に起こさないこと。たくさん応援してもらい、サポートしてもらっているのに、去年から2位が続いている。応援してくださっている方々のためにも、自分自身のためにも、勝ちたいという思いがどんどん積みあがっている。次戦は地元の滋賀での開催ということで、宇都宮ブリッツェンのジャージで地元で勝つことができれば、それは忘れられない勝利になると思う。優勝を目指していきたい。

▼リザルト

1位 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)1:03:19

 

2位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) +0:20

 

3位 柚木伸元(日本大学) +0:23

 

9位 小坂光(宇都宮ブリッツェン) +3:00

 

※全リザルトは下記のURLからご覧ください。
https://www.uci.org/competition-details/