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2023/09/02 レース

【レポート】Coupe du Japon 白馬岩岳大会 XCC エリート男子

Coupe du Japon 白馬岩岳大会 XCC エリート男子

 

▼開催日

2023年9月2日(土)

 

▼開催地

白馬岩岳MTBパーク(〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城12056)

 

▼出場選手

沢田 時

 

▼競技概要

白馬岩岳MTBパーククロスカントリー・ショートサーキットコースを4周回

出走:24名

スタート時の天気:晴れ時々曇り

スタート時間:15:15

 

▼レースレポート

9月のアジア競技大会(中国杭州)、10月のアジア選手権(インド)でMTBでの日本代表入りを決めている沢田時。この大会直前まで長野県御岳山(標高1700m)で個人的に10日間の高地トレーニング行っていた。9月8日からのツール・ド・北海道(国際ロードレース)とアジア競技大会に向けてコンディションを作る為だ。今回の白馬岩岳大会は高地トレーニングの疲れが出るだろうと本人も自覚の上だが、レースが始めれば最善を尽くして勝利を目指す。それが沢田時だ。

 

この日にスタートラインに並んだのは国内強豪MTBエリート男子24名。沢田はレース直前のインタビューで、最大のライバルは「TEAM SCOTT CHAOYANG TERRA SYSTEMの平林選手」とコメントしている。また、今シーズンにXCCで勝利を挙げれていない自身に対し強いプレッシャーを掛けてレースへ挑んだ。

 

レースは1周目で最大のライバルである平林選手が飛び出す展開に。沢田は4秒ほど遅れて2番手で2周目に突入した。平林選手のラップタイムを基準に、レースラップは4周回と定められた。上りを得意する沢田は、2周目の上り区間で先頭を走る平林選手の背中を捉えた。その後の下り区間で若干アドバンテージを取られるも冷静に平林選手のスリップストリームに納まりながら3周目へ突入。

 

3周目の登り区間で一気にペースアップした沢田がトップに躍りでると、平林選手に8秒差のアドバンテージをつけてファイナルラップへ突入した。
ラスト1周は一つ一つのセクションを丁寧にクリアしつつ、直線区間でしっかりとペダルを踏み続けた沢田が2位の平林選手に3秒差をつけて、見事今シーズンXCCにて初勝利を収めた。

【沢田時のレース後のコメント】

今年はXCCで悔しいレースが続いていたので、今日はしっかり自分の力が出せて勝つことが出来て良かったです。このレースの直前まで高地トレーニングの成果が出るか不安だったが、あきらかに辛いところからもうひと踏みが出来た感覚があったので成果を感じることが出来ました。明日のXCOは、今日のレースで争った平林選手は下りが得意ですが、その分登りが長く自分の強みを生かし、明日はもっとタイム差をつけて優勝します。

▼リザルト

 

1位 沢田 時(宇都宮ブリッツェン)16:44:87

2位 平林 安里(TEAM SCOTT CHAOYANG TERRA SYSTEM) +2.93

3位 宮津 旭(PAXPROJECT)+48.35

 

※全リザルトはこちら

https://www.wsresult.com/LiveResults2/Result.html