【レポート】Tour of Japan 2025 第1ステージ 堺ステージUCIアジアツアー2.1
▼開催日
2025年5月18日(日)
▼コース
大仙公園周回コース
▼出場選手
谷 順成
沢田 時
岡 篤志
ルーベン・アコスタ
武山晃輔
菅野蒼羅
▼競技概要
距離:2.6kmの個人タイムトライアル
出走:95名
スタート時間:13:30
▼レースレポート
全8ステージ、総走行距離769.5kmで争われるTour of Japan 2025が、ついに始まった。直前のツール・ド・熊野では岡が総合3位でフィニッシュ。チームはいい流れでTour of Japanに臨む。
初日の第1ステージは、13:30にスタート。午前中には堺国際クリテリウムレースが開催された。同レースは、2.7km×9周+2.5km=26.8kmの道のり。ツアー・オブ・ジャパンの個人総合順位には反映されない。
一方、第1ステージは2.6kmの個人タイムトライアル。舞台は、仁徳天皇陵古墳すぐそばの大仙公園周回コースだ。ゴール前はやや上り基調。過去に同ステージで優勝したことがある岡の走りには特に期待がかかっていた。
<レース前の鈴木監督のコメント>
今日は無難に進めつつ、第1ステージ優勝を狙える岡選手でステージを獲りにいきたい。岡選手はこの個人タイムトライアルで優勝経験がある。今後も岡選手中心になっていくと思うので、UCIポイントを獲れるような戦いをしたい。
<レース前の沢田のコメント>
きょうからいよいよ8日間が始まる。大阪は暑いなという感じです(笑)。堺国際クリテリウムでは、まずは怪我なくみんなでゴールできるようにしたい。午後は総合順位に関係ある第1ステージ。そこに向けて堺国際クリテリウムでは脚をまわし、感触よく終えていきたい。
<レース前の岡のコメント>
自分との戦いになるので、ベストを尽くしてその上で良い成績が残せたらなと思う。堺国際クリテリウムを走り、感触は悪くなかった。本選に向けた頑張りたい。
堺国際クリテリウムは、風間翔眞(シマノレーシング)選手、ヨン・クノレ(レンベ・ラド・ネット)選手、ディラン・ホプキンス(ルージャイ インシュアランス)の3人の逃げができ、そのままフィニッシュへ。風間翔眞(シマノレーシング)選手がフィニッシュラインをトップで通過した。ブリッツェンは安全を第一に考え、後方でフィニッシュした。
続く、午後の個人タイムトライアル。本レースは、各チームの参加選手を6グループに分け、13:30から順次スタートする形式で行われた。
ブリッツェンは、13:32:30に菅野、13:42:00に沢田、13:51:30に武山、14:01:00にアコスタ、14:10:30に谷、14:20:00に岡がスタートした。
第1グループで最も早くフィニッシュラインを駆け抜けたのは、マティアス・ブレンホイ選手(トレンガヌ サイクリング チーム)の3分5秒62。ターゲットタイムを作る。同じく第1グループの菅野は3分15秒55と及ばず。その後に走った、沢田は3分12秒16、武山は3分19秒13、アコスタは3分20秒18だった。
次にブレンホイ選手の記録を塗り替えたのは、第4グループのリアム・ウォルシュ(シーキャッシュ X ボディラップ)選手。3分00秒51と、2分台に迫るタイムを叩き出す。
第5グループ、谷は、3分13秒11。そして、同じグループで走ったドゥシャン・ラヨビッチ(ソリューションテック ヴィーニファンティーニ)選手が記録を更新する。タイムは、2分58秒9で12分台となる。
いよいよ最終第6グループ。岡の出番だ。岡は中間計測をトップで通過。フィニッシュに向けペダルを踏み続ける。しかし、最終的には3分1秒79でフィニッシュ。トップには及ばず4位となった。
あすの京都ステージ。距離は103.6kmで山岳ポイントも設定されている。チームが掲げる目標に対してどう動くか、他チームの動向を見極めどう対応していくのか。その走りに注目だ。
【レース後の岡のコメント】
きょうは優勝を狙ってスタートしたが、勝てなくて悔しい。タイムトライアルは自分との戦い。自分より速い選手が3人いたという結果を素直に受け止めたい。短いタイムトライアルだったのでペース配分を意識せずに全開で突っ込んでいったが、そのため失速したかもしれない。その点はミスだったかなと思う。あすからは本格的なロードレースが始まるが、コンディションが良いことは確認できた。京都、いなべ、飯田ステージでは成績を残したことがあるので、1ステージずつ優勝を狙って走っていきたい。頑張ります!
▼堺国際クリテリウム
1位 風間 翔眞(シマノレーシング)34'26"
2位 ヨン・クノレ(レンベ・ラド・ネット) + 0"00
3位 ディラン・ホプキンス(ルージャイ インシュアランス) + 0"00
36位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) +0"26
50位 武山晃輔(宇都宮ブリッツェン) + 0"36
54位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) + 0"36
56位 菅野蒼羅(宇都宮ブリッツェン) + 0"41
75位 ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン) +00"57
81位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +00"57
▼第1ステージリザルト
1位 ラヨヴィッチ・ドゥシャン(ソリューション・テック・ヴィーニ・ファンティーニ)2'58"91
2位 リアム・ウォルシュ(シーキャッシュ X ボディラップ) + 1"60
3位 キャメロン・スコット(シーキャッシュ X ボディラップ) + 2"11
4位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) + 2"88
56位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +14"20
57位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) +14"25
66位 菅野蒼羅(宇都宮ブリッツェン)+16"64
83位 武山晃輔(宇都宮ブリッツェン) +20"22
87位 ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン) +21"27
▼総合
1位 ラヨヴィッチ・ドゥシャン(ソリューション・テック・ヴィーニ・ファンティーニ)2”58.91
2位 リアム・ウォルシュ(シーキャッシュ X ボディラップ) +0'02"
3位 キャメロン・スコット(シーキャッシュ X ボディラップ) +0'03"
※全リザルトは下記URLをご参照ください。
https://www.toj.co.jp/2025/file_upload/100490/_main/100490_01.pdf
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