【レポート】UCIグラベルワールドシリーズ「DUSTMAN」男子エリート
▼開催日
2025年11月1日(土)
▼レース開催地
タイ・カンチャナブリ県
▼出場選手
沢田 時
▼競技概要
距離:130㎞
スタート時間:7:00(現地時間) / 9:00(日本時間)
▼レースレポート
UCIグラベルワールドシリーズ「DUSTMAN」
沢田 時が男子エリートクラスで優勝
熱帯グラベルを制し日本人として貴重なシリーズ勝利
Astemo宇都宮ブリッツェンに所属する沢田 時選手は、2025年11月1日(土)にタイ・カンチャナブリ県で開催された UCIグラベルワールドシリーズ「DUSTMAN」男子エリートクラスにおいて優勝いたしました。
過酷な熱帯環境と未舗装コースが広がる全長130kmのグラベルレースを独走で制し、日本人として大きな快挙となるシリーズ勝利を収めました。
コースは、熱帯雨林エリアのシングルトラック、サトウキビ畑を抜ける高速区間、浅い河川の渡渉ポイント、後半のローリングヒルなど多彩な地形で構成。
自然・歴史・冒険性が融合した、本格的なグラベルレースとして開催されました。
レースは、序盤のグラベル区間を終えた時点で、先頭5名のパックが形成。
その後、深い泥が続く区間に差し掛かると、沢田選手がシクロクロス仕込みのテクニックを発揮し、主導権を握ります。
ライバルをひとりずつふるい落とし、勝負は3名、そして2名へ。
最後に残ったのは、同シリーズでの優勝経験を持つデンマークのトビアス・モーアク・コンスタッド選手。
テクニカルな泥区間と下りで差を広げ、残り約40km地点で単独先頭に。
そのまま逃げ切り態勢に入り、フィニッシュラインを独走で駆け抜け優勝を果たしました。
※レース終盤、茨に接触しサングラスを失う場面もありましたが冷静に対応
【沢田 時選手コメント】
泥区間で周りより優位に走れたことが流れを変えました。
シクロクロス、マウンテンバイク、ロードレースと、それぞれの経験をミックスして走り切れたレースです。
まさかこのシリーズで優勝できるとは思っていなかったので、本当に嬉しいです。
そして今回の勝利で、2026年UCIグラベル世界選手権の出場権を獲得することができました。応援いただいた皆様に感謝します。
【リザルト(男子エリート)】
1位 沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) 4h07:49”
2位TOBIAS MOERCH KONGSTAD (デンマーク) +3:16
3位RICK NOBEL (オランダ) +10:42.20
※全リザルトは下記URLをご参照ください。(速報値)
https://sportstats.one/event/uci-gravel-world-series-dustman/leaderboard/145208
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