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2022/07/09 レース

【レポート】三菱地所JCL広島トヨタ広島ロードレース

三菱地所JCL広島トヨタ広島ロードレース

▼開催日

2022年7月9日(土)

▼スタート&フィニッシュ

広島県中央森林公園サイクリングロード(広島県三原市本郷町上北方1315)

▼出場選手

増田成幸、阿部嵩之、堀孝明、小野寺玲、及川一総、宮崎泰史

▼競技概要

中央森林公園サイクリングロード周回12.3km×10周 総距離:123km
出走:56名(6チーム) 
天気:曇 
スタート地点の気温:25度 
アクチュアルスタート時間:11時25分

▼レースレポート

全日本選手権から2週間。全日本ロードレースと同じコースで行われた三菱地所JCL広島トヨタ広島ロードレースは、2周目から有力どころが先頭グループを形成し、後続グループを崩壊させるというサバイバルレースとなった。 3周目に決定的となった10数名の先頭グループに宇都宮ブリッツェンは増田成幸、阿部嵩之、小野寺玲、宮崎泰史の4人の選手を送り込む。ただしライバルチームも有力で、山本元喜選手、山本大喜選手、トマ・ルバ選手(以上KINAN Racing Team)、小石佑馬選手、吉岡直哉選手(Team UKYO SAGAMINARA)、谷順成選手(那須ブラーゼン)というJCLのトップ選手が含まれる。 ここまで強力な選手が先頭に集まると、後続グループは追うチームがいなくなり、勝負の行方は先頭グループで争われることに。

レースの決定打となった8周目。コース最難関である三段坂でのアタック合戦で小野寺と阿部が遅れ始める。先頭は6人となったが、再び小野寺が追いつき、そのまま山本大喜選手のアタックに反応するなど、このところのロードレースでの強さを見せる。阿部も9周目のコントロールラインを超えたところで追いつき、宇都宮ブリッツェンはまた4人となって残り2周に。結局、追いついた小野寺と阿部は遅れてしまったが、9周回目は宇都宮ブリッツェンの強さと意地を見せたと言ってもいいだろう。そして残った増田と宮崎。スタート前は大雨が降っていた影響で涼しかったが、この頃には太陽が完全に現れ気温は33度に。湿度も上がり、暑さに耐性を失った体の増田にはつらい展開。10周回目の最終周では序盤からいい動きを見せていた宮崎が遅れ、ゴールは増田、山本元喜選手、トマ・ルバ選手の3人という、宇都宮ブリッツェン1名 対KINAN Racing Team2名の勝負に。そしてホームストレートでルバ選手のアシストを受けた山本元喜選手が残り150mでスプリントを開始。増田も反応するが山本選手をかわすことが出来ず、2位で広島2連戦の初日を終えた。 増田は2位に入ったことで、JCLリーダーである個人総合ランキング1位の証であるイエロージャージを獲得。またスプリント賞のブルージャージでこのレースに臨んだ小野寺は、3つすべての中間スプリントポイントを先頭通過し、危なげなくジャージをキープした。

【増田成幸のレース後コメント】 先頭に3人送ったKINANと利害関係が一致せず、最後、こちらの有利に進めることができなかった感がある。負けたのは悔しいが、この悔しさは明日すぐ晴らしたい。

【小野寺玲のレース後のコメント】

広島は苦手なコースだが、このレースであそこまで残れたのは自分としてはすごいことだと思う。あとは最後まで脚が残せるようになれば、今日のメンバーならスプリントで勝てたと思うので悔しい。でも、中間スプリント全制覇で、取れるところはきちんと取ったのは良かった。

▼リザルト

1位 山本大喜 (KINAN Racing Team) 2:57.35

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +0:01

3位 ルバ・トマ(KINAN Racing Team)+0:04

5位 宮崎泰史 (宇都宮ブリッツェン)+1:12

6位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)+1:50

8位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)+2:17

DNF 堀孝明

DNF 及川一総

 

▼全リザルト

https://jcleague.jp/2022/07/09/9b7f7d567455ac143d75272835f76c0907aa208c.pdf