【レポート】JBCF Jプロツアー NTT東日本 真岡芳賀ロードレース
▼開催日
2026年4月4日(土)
▼レース会場
栃木県真岡井頭公園周辺特設コース
▼出場選手
谷 順成
増田成幸
フォン・チュンカイ
岡 篤志
宮崎泰史
菅野蒼羅
▼競技概要
レーススタート時間:12:50
距離:7.2km×17周=122.4km
出走人数:116名
完走者:57名
今シーズン最初のホーム戦、栃木県2連戦が実施された。初日の真岡芳賀ロードレースは、勝負を仕掛けられるような厳しい上りがない。逃げ切りをはじめさまざまな展開が予想される。作戦をもって挑むものの、展開によって臨機応変に対応することも重要だ。後手を踏み勝負権を失うことだけは避けなければならない。
ブリッツェンは、広島三原ロードレースで3位に入った谷、ベテランの増田、昨年の同大会で優勝したフォンなど6名で臨むことになった。
レース前の鈴木監督のコメント
「(今のところは晴れている。久しぶりの晴れのレースはプラスに働くかという質問に対して)岡選手は雨や寒さが得意のではないので、その点、エースにとってはいいんじゃないかなと思っています。ただ、雨が降ったり止んだりするのはやっかいです。寒さが苦手な選手は、暖かい格好で出走し、走り始めて暑くなって脱ぐ、しかし再び寒くなるということもあります。できるだけ一定の天気がいいですね。(広島のレースをスキップした選手、今大会もロードレースとクリテリウムで出走するメンバーを変えたことについて)ツール・ド・台湾で疲れている選手もいました。少しリフレッシュさせて集中力をもって挑みたかったので一度休んでもらいました。ロードレースに関してはベストメンバーです。今年のメンバーは人数も多く走れる選手も多いので、層が厚いですね。作戦も立てられますし、体調によってはチェンジもできます。(他チームに関して)キナンレーシングチームとヴィクトワール広島の外国籍選手は非常に手ごわいです。戦えるチームを見ながらの戦いになると思います。スプリントに関しては岡選手もいけると思います。逃げる展開、追いかける展開、スプリントとすべてできる状態で挑みます。優勝を手に入れたいです。また、(広島をスキップした増田選手が出走するが)増田選手がいることでチームをうまくまとめることができる。まとめる選手が指示をするのではなく、自分で先頭を走りながら集めることもできます。走りながら組み立てることができますし、期待しています」
レース前の増田のコメント
「自分自身も帰ってきた感じがあります。このコースを最後に走ったのは4年前です。Jプロツアー自体も4年ぶりの出走となるので単純に楽しみです。そして、今年は地元のブリッツェンに帰ってきて迎えるホームレースなので、みんなで意気込んでいます。なんとしても優勝したい気持ちです。(ツール・ド・台湾を終え、前回の広島のレースは出場せず、体を休められたかという質問に対して)もちろんです。リセットできましたし期間も空いたのでしっかりトレーニングも積めました。自分含め、みんないい状態でいられているかと思います。このコースは、基本的にきつい上りがありません。レースの結果を左右する要素としては風や雨です。そして、ホームストレート、コントロールラインを通過してから左右にコーナーがあるのでそのあたりの区間で、前、前で展開することが重要ではないかなと思います。いつも集団が割れるのは、8の字のように交差する部分。きょうは雨が降る予報なので、チームでいい位置でレースを進めたいです。チームとして誰かが優勝することが第一目標。フォンや岡をエースになどはありますが、とにかく誰が勝ってもいいように気持ちの準備をしたいです。谷選手も調子がいいですね。先週の広島のロードレースでも3位になりました。レース内容をみていても力がある選手です。きょうも優勝を見据えた走りをしてほしいです。地元のレース、チーム一丸となって優勝を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします」
スタートは、12:50。晴れていた時間もあったがやはり雨の中でのスタートとなり、
ウインドブレーカーを着用する選手も多く見られた。
スタート後は、各選手が飛び出すが、数名が逃げてもすぐに吸収という展開が繰り返された。ブリッツェンは自らアタックはしなかったものの後手を踏まぬよう前方でレース展開をうかがっていた。
決定的な動きがでたのは4周完了直前。広島三原ロードレースで優勝したエリオット・シュルツ選手(ヴィクトワール広島)が、先行する。一度は、フォンがチェックに入るが集団はシュルツ選手を容認。スタート後、はじめて逃げとメイン集団の構図となる。
しかし、この時間は長くは続かなかった。シュルツ選手が落車し、すぐに自転車に乗車できずDNFに。結果的にレースは振り出しに戻る。
次に動きがでたのは8周目、落車したヴィクトワール広島のシュルツ選手のチームメイト、ルーク・バーンズ選手が単独アタックする。2024年にワールドツアーのツアー・ダウンアンダーで山岳賞を獲得したことがある強豪選手だ。ブリッツェンを含むメイン集団はバーンズ選手を容認する。一方のメイン集団はキナンレーシングチームとブリッツェンがコントロールしていた。10周目ではタイム差が約1分半になり、レースは落ち着いた状態で進行する。
13周目、バーンズ選手とメイン集団の構図は変わらなかったもののメイン集団では動きがでる。バーンズ選手をとらえるためにペースアップしたことにより、遅れる選手が続出。フォン、宮崎、岡。そして、山本元喜選手、新城雄大選手、小石祐馬選手、橋川丈(すべてキナンレーシングチーム)、孫崎大樹選手(ヴィクトワール広島)、菅原聡選手(アヴニールサイクリング山梨)、橋本英也選手、馬場慶三郎選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)、岡本隼選手、阿見寺俊哉選手(愛三工業レーシングチーム、オープン参加)、島崎将男(群馬マンモスレーシング)、佐藤后嶺選手(シマノレーシング)などの追走が完成する。
14周目の終盤に橋川選手と橋本選手が飛び出し、バーンズ選手へのジョインに成功。これにより、後方に残されたキナンと弱虫ペダルのチームメイトは、集団を牽引の負担が軽減されることになる。一方で、ブリッツェンは脚を使ってでも前に追いつかなければいけない状況に陥る。ここで動いたのが岡だ。単独で集団を牽引し、先頭集団を追いかける。
16周、岡の献身的な走りで集団は先頭に追い付くことに成功。レースを振り出しに戻す。しかし、フォンと宮崎がドロップ。メンバーは、岡のほか、バーンズ選手、孫崎選手、島崎選手、馬場選手、橋本選手、小石選手、新城選手、橋川選手、山本選手、菅原選手、佐藤選手、岡本選手の13名となり、ファイナルラップに入る。
岡は、スプリントはあるが単騎でしかも集団牽引で脚を使っている状況。上手く立ち回らなければならない。
ラスト1周はお互いをうかがう状況。先行する選手はいたもののすぐに吸収。終盤までお見合い状態が続く中、勝負に出たのはスプリント力のある橋本選手。いち早く仕掛けそのまま加速、フィニッシュラインをトップで通過した。岡も諦めずスプリントをしたが、6着。4番手フィニッシュの岡本選手がオープン参加のため、リザルトは5位となった。
あすはクリテリウム。きょうの悔しい思いをバネに優勝を手にしたい。
【レース後の岡のコメント】
レースの序盤や中盤、ヴィクトワールのシュルツ選手やバーンズ選手が単独先行し、多くが乗る逃げは容認されませんでした。中盤以降に集団が分断され、自分とフォン選手、宮崎選手が前に乗れたが、その時点で自分自身もあまり足がよくない状況でした。そこから橋川選手がアタックし、橋本選手も先頭に追い付き、後ろの集団(追走)ではブリッツェンしか牽くところがない状況となりました。フォン選手に勝利を託そうと思って集団牽引しやっと追いついたと思って後ろを見たら、チームメイトいなくなって厳しい状況。後ろの状況に気が付けていませんでした。フォン選手も先頭に出るときにペースを上げていたので、調子がいいのだろうと思っていました。ただ、捨て身になりすぎてしまいました。先頭に追い付けたのはよかったものの、勝負するメンバーがいなくなり、惨敗だったなと思います。あしたはクリテリウム。去年は2位で悔しい思いをしました。きょうの悔しさも踏まえていいレースができればと思います。
▼リザルト
1位 橋本英也(弱虫ペダル サイクリングチーム)2h54 '12”
2位 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)+0'00”
3位 馬場慶三郎(弱虫ペダル サイクリングチーム)+0'01”
5位 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)+0'02”
20位 谷順成(Astemo宇都宮ブリッツェン)+2'30”
36位 増田成幸(Astemo宇都宮ブリッツェン)+2'37”
40位 フォン・チュンカイ(Astemo宇都宮ブリッツェン)+2'55”
42位 宮崎泰史(Astemo宇都宮ブリッツェン)+3'03”
DNF 菅野蒼羅(Astemo宇都宮ブリッツェン)
※全リザルトは下記URLをご参照ください。
https://jbcfroad.jp/wp-content/uploads/2026/01/リザルト_0404_JPT.pdf
© 2008 - 2026 CYCLE SPORTS MANAGEMENT Corp. All Rights Reserved.
No reproduction or republication without written permission.
本サイトで使用している文章・画像等の無断での複製・転載を禁止します。