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2025/06/08　レース

【レポート】MTB Coupe du Japon 白山一里野国際 XCO

▼レースレポート

昨日のXCCは落車もあり3位に終わった沢田。この日は昨日より長距離、そして早い時間帯に開催される。午前中からさまざまなカテゴリーのレースが実施され、13:30から沢田が出場する男子エリートがスタート。もちろん昨日、好成績を残した副島達海（TRKWorks）選手や宮津旭（NESTO FACTORY RACING）選手も出場する。

この日の会場は、昨日同様石川県。そして、ロードチームは、福島県石川町で開催されているJプロツアー石川ロードレースに出場している。目指すは、“ダブル石川ウィン”だ。

＜レース前の沢田のコメント＞

昨日は落車もあり、（久しぶりのマウンテンバイクのレースということで）マウンテンバイクに慣れていない走りが出てしまった。ただ、脚に刺激が入った。きょうのXCOが本番で、UICレースでもある。ポイントも獲れるレースなのでもちろん優勝だけを狙って走りたい。先ほど石川ロードの中継を観ていた。ブリッツェンは人数をそろえていて一番強いチームだと思う。ダブル石川で勝てればいいねという話をしていたので、それを達成できるようにお互い頑張れればと思う。

スタート40分前の気温は25度前後。雲があり日差しはでておらず、風も吹いていた。しかし、この日のレースは約30km。ハードなレースが予想された。だが、ロードで鍛えた持久力を持つ沢田にとっては追い風となった。

全8周で争われるレースがスタート。沢田は10分20秒30、2番手で1周目をクリア。

1位通過は、ライバルとなる副島達海（TRKWorks）選手で10分19秒97だった。

2周目に入ると沢田と副島選手、さらに平林安里（TEAM SCOTT TERRA SYSTEM）選手による先頭パックが形成された。その後、平林選手が遅れ、沢田と副島選手の2人に。14秒後に平林選手、竹内遼（MERIDA BIKING TEAM）選手が続いた。

3周目、先頭パックは沢田と副島選手で変わらなかったが、ここから沢田がじわじわと差を広げる。3周目完了時はほぼ同時にラインを通過したが、4周目完了時、副島選手とのタイム差は23秒18。5周目完了時は、平林選手と副島選手がほぼ同タイムで、トップの沢田との差は50秒以上となっていた。

ここまでくれば、あとは自分との戦いだ。落車や機材トラブルなど細心の注意を払い、沢田は周回を重ねていく。

沢田のペースは、終盤になっても変わらず右手をあげフィニッシュラインをトップで通過。見事、マウンテンバイク今季2勝目をあげた。沢田は最後までラップタイム10分台をキープし走り続けた。

来月はいよいよマウンテンバイクの全日本選手権。そして、今月にはロードレースの全日本選手権が開催される。今回の優勝を力に変えて勝利を狙う。

【レース後の沢田選手のコメント】

昨日は久しぶりのマウンテンバイクのレースで体がきつかったが、脚に刺激が入った。昨日の失敗も活かしながら落ち着いて展開できて中盤からかなり体が楽になった。上手く独走に持ち込むことができてよかった。きょうは、レース時間が1時間半ということで、普段取り組んでいるロードレースのように持久力が問われるレースだった。そこは自分の武器なので、きょうの方が余裕をもって走ることができた。この後、1週間空いて全日本ロードレースを走る。かなり上るキツいコースなのでチームの力になれるように最後まで残って勝負できるように頑張っていきたい。それが終わってからマウンテンバイクの国内戦とマウンテンバイクの全日本選手権と続く。引き続き、頑張っていきたい。きょうはロードレースの試合もある中でサポート、応援していただき本当にありがたかった。チーメイトのことを思いながら頑張って走ることができた。SNSなどを通してみなさんにいい結果をご報告できて本当にうれしく思っていますし、また次戦も頑張りたいと思います。ありがとうございました。