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2025/06/07 レース

【レポート】MTB Coupe du Japon 白山一里野国際 XCC

【レポート】MTB Coupe du Japon 白山一里野国際 XCC

 

▼開催日

2025年6月7日(土)

 

▼出場選手

沢田 時

 

▼競技概要

会場:白山一里野温泉スキー場特設コース

コース:short1周1.6km×4周=総距離6.40km

出走:22名

スタート時間:16:40

▼レースレポート

 

沢田のマウンテンバイクレースへの出場は4月末以来。しかし、その間休んでいたわけではなく、ツール・ド・熊野やツアー・オブ・ジャパンに出場。集団けん引をはじめ、チームに貢献し続けた。

 

マウンテンバイクのアジア選手権で2連覇とはならなかったが、約1か月半後にはマウンテンバイクの全日本選手権が待っている。いい形で全日本に入りたいところだ。

 

この日のレースは、XCC、翌日の8日はXCOが開催される。昨年の大会では2日間ともに優勝。沢田はディフェンディングチャンピオンとして今回の大会に臨んだ。

 

<レース前の沢田のコメント>

「早朝に宇都宮を出発し長い移動だったが、しっかり運転していただいたおかげで疲れもなく到着できた。きょうは夕方遅いレースであしたに向けて疲れがたまるかもしれないが、バイクも新しいので、あしたに向けてコンディションを上げていけるように脚の状態を確かめながらしっかり追い込み切って走れればいいかなと思う。あしたはUCIレースなのであくまで本番はあした。今日は気持ちよく終えたい。同じMERIDAのバイクに乗る竹内遼選手、去年もデッドヒートした宮津旭選手など強い選手がたくさんいるので、彼らに負けないようにきょうとあした、頑張りたい」

 

会場は、日差しが強く気温は約30度。スタート時間は16時40分だが、試走は約2時間前のため暑さが避けられない状況だった。

XCCに出場できるのは、XCO出場者ランキング上位24位まで。shortコースの1周1.6kmを3周、総距離は4.8kmで争われた。

夕方16:40にレースがスタート。短距離レースのため、スタートダッシュがいつも以上に重要になる。1周目飛び出したのは、沢田と副島達海選手(TRKWorks)、竹内遼(MERIDA BIKING TEAM)選手、宮津旭(NESTO FACTORY RACING)選手の4名。1周目完了は、4分29秒39で沢田がトップだった。2周目に入ると、沢田、副島選手、宮津選手に絞られる。2周目完了のトップは副島選手だった。その後、3周目で副島選手がペースアップ、宮津選手と沢田が追いかける。ただ、沢田は落車し遅れをとってしまった。3周目完了時のトップは副島選手でラップタイムが5分2秒07。沢田は5分7秒05だった。

 

4周目、副島選手はさらにペースアップ。ラップタイムを4分台に引き戻しトップでフィニッシュラインを通過。約3秒遅れで、宮津選手がフィニッシュし2位に。沢田は落車の遅れを取り戻せず、4周目のラップタイムは5分23秒48秒、フィニッシュでは約30秒遅れとなったが、3位は守った。

 

あすは、XCOが開催される。UCIレースであり、距離も長くなる。さらに、スタート時間は13時30分と暑さも心配だ。しかし、沢田はハードなレースほど力を発揮する。あすの走りに期待しよう。

【レース後の沢田選手のコメント】

スタートしていつも通り走れるかと思ったが、久しぶりのマウンテンバイクのレースで体がきつかった。なんとか副島選手に合わせて走っていたが残り2周で転倒して機材トラブルもあった。本調子であれば挽回できたと思うが、今日は戻せる脚(体力)がなく遅れてしまった。結構きつかったが、あしたに向けて脚に刺激は入ったと思うので、しっかりリカバリーをして、あすはもう少しいい走りができると思う。切り替えていきたい。マウンテンバイクは最初からよーいどんで全力疾走する。その動きが久しぶりできつかったが、もう少し冷静になって、長い距離になればなるほど自分にとっては有利になると思う。あしたは1時間半のレース。ロードで鍛えた武器を活かせるように、マウンテンバイクが久しぶりということを踏まえて、きょうのような無茶な走りはせず堅実に走れば結果はついてくると思う。そして、あしたも全日本チャンピオンジャージを着て走る。アジアチャンピオンのタイトルは失ったが、日本チャンピオンにふさわしい走りができるように頑張りたいので、SNSなどを通して応援していただければうれしいです

▼リザルト

1位 副島達海(TRKWorks)19:28.89

 

2位 宮津旭(NESTO FACTORY RACING ) +3.55

 

3位 沢田時(宇都宮ブリッツェン)+30.10