【レポート】MTB Coupe du Japon 福島檜山高原XCO
▼開催日
2025年6月29日(日)
▼会場
福島県田村市桧山高原 特設コース
▼出場選手
沢田 時
▼スタート時間
13:00
▼距離
1周3.7km×6=22.2km
▼出走人数
32名
▼レースレポート
先日の全日本選手権ロードレースは完走者わずか34名の中10位でフィニッシュ、UCIポイントも獲得しチームに貢献した沢田。わずか約1週間でマウンテンバイクの舞台に戻ってきた。
来月はマウンテンバイクの全日本選手権が開催され、今回のレースは全日本前の最後のマウンテンバイクレース。実践でしか確かめられないものもあるだろう。非常に重要なレースとなる。
また、この日の宇都宮ブリッツェンは、全日本選手権のジュニアロードレース、個人タイムトライアルも開催。それぞれの場所から勝利を届けたいところだ。
《レース前の沢田のコメント》
このコースは初開催で非常に楽しみにしていた。全日本選手権に向けても最後のマウンテンバイクのレースなので、いい形で終えられるように頑張りたい。コースは道幅が広くなく難しいレースになると思う。どの選手も慣れておらず、何カ所か難しいところもあるので気が抜けないと思う。平林(安里)選手(TEAM SCOTT TERRA SYSTEM)や高橋(翔)選手(SPEED of sound)、松本(一成)選手( TEAM RIDE MASHUN)、鈴木(来人)選手(アヴニールサイクリング山梨)と、だいたい5人ぐらいがパックになると思うので上手く自分の持ち味を出して、最後に独走で勝てればと思う。
この日は朝からさまざまなカテゴリーのレースが行われ、沢田が出場する男子エリートは13時にスタート。3.7km×6周で争われた。
沢田は1周目を12分06秒28でクリア。続くメンバーは、松本選手、高橋選手、平林選手、鈴木選手と沢田のコメント通りの顔ぶれとなった。
続く2周目、以前沢田のトップは変わらず。12分10秒32と1周目とほぼ変わらぬタイムでクリアしていく。一方、後続は2番手が高橋選手となり29秒差だった。
その後も沢田はぐんぐん後続を引き離していく。3周目完了時は高橋選手に対し、47秒、4周目完了時はその差が1分以上になっていた。
もちろん油断はできない。マウンテンバイクはわずかなミスが落車に繋がりかねない。今回のようにはじめて走るコースならばなおさらだ。しかし、沢田は冷静だった。大きな石が敷き詰められたような道、暑さの中で冷静に走り切りフィニッシュラインをトップで通過。2位の高橋選手とは1分51秒54の差をつけた。
周回を重ねる毎にタイムが落ちるのが通常だが、終盤、再びタイムを縮めたところも見事だった。
来月はいよいよマウンテンバイクの全日本選手権。沢田はディフェンディングチャンピオンとしてこのレースに挑む。今日の勢いのままに優勝して、さらに一年、チャンピオンジャージを着用して走る姿がみたい。
【レース後の沢田のコメント】
無事、優勝することができてよかったです。今日は全日本前の最後のマウンテンバイクのレース。前半の早いうちから動いて追い込めるレースにしようと思っていた。結果的に2周目から独走になり、思っていた通りに走れて内容的にもよかったと思う。全日本選手権はライバルもさらに増え、前半はより激しい展開になると思う。個人的にはもう一段階、前半から余裕のあるようになればしっかり2連覇できる状態になるかなと思う。ただ、きょうの状態には満足している。全日本までにロードレースを2戦走るので、そこでさらに調子をあげて全日本に臨めれば優勝できると思う。きょうはたくさんレースが重なっている中で、マウンテンバイクをサポートしていただいたこと、声援を送っていただいたことに感謝しています。引き続き頑張りますのでよろしくお願いいたします。
▼リザルト
1位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) 1時間13分49秒06
2位 高橋翔(SPEED of sound)+1分51秒54
3位 平林安里(TEAM SCOTT TERRA SYSTEM)+3分20秒37
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