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2025/11/23 レース

【レポート】JCF / JCXシリーズ第5戦 関西シクロクロス 琵琶湖グランプリ UCI Class 2

【レポート】JCF / JCXシリーズ第5戦 関西シクロクロス 琵琶湖グランプリ UCI Class 2

 

▼開催日

2025年11月23日(日)

 

▼会場

滋賀県草津市 烏丸半島 特設コース

 

▼出場選手

沢田 時

 

▼レーススタート時間

14:00

 

▼距離

1.0km+2.80×9周=25.30km

▼レースレポート

 

前回のレース、幕張クロスから約2週間。この日は、沢田の地元滋賀でのレースだ。
前日には、沢田が講師となりシクロクロススクールが行われた。

 

レース前の沢田のコメント

「キャンバーが多く難しいコースだが、天気がよくドライコンディション。比較的走りやすいかなと思う。一週間前に風邪をひいてしまって鼻声だが、治りかけで走っている分には影響を感じない。脚の感触も良いためしっかり走れるかなと思う。(ライバルとなる弱虫ペダルサイクリングチームの織田聖選手やTRK Worksの副島達海選手について聞かれて)これまでのレースで先頭争いができているが、マッドレースが多く、今回はドライ。その中でライバル選手と競い合えれば全日本選手権に向けて自信になると思う。いいレースがしたい」

 

沢田の話にもあるように天候は晴れ。今シーズンは泥のレースが続いていてが、ドライコンディションでのレースとなった。ただ、沢田はマッドレースが得意でライバルたちにアドバンテージをとってきた。その中でどうレースを展開できるかが注目された。

 

レースは、14時にスタート。沢田がホールショットを獲る。1周目では沢田と副島選手が抜け出し、織田選手はトラブルのためか遅れをとる。

 

2周目も沢田と副島選手の先頭は変わらなかったが、遅れた織田選手が猛追する。3周目に入ると副島選手が沢田を突き放しリード、4周目では織田選手もじわじわと追い上げ沢田を捉える。

5周目は副島選手がトップ、沢田と織田選手の順位が入れ替わり、18秒差で織田選手が2番手、わずか5秒後ろに沢田という状況だった。

 

6周目では、副島選手、織田選手が淡々と走る一方、沢田は後退。先頭から沢田までのタイム差は46秒となった。その中で、副島選手がシケインでタイムロス。織田選手が先頭に立ち、ここから織田選手の独走劇が始まる。

 

沢田は後方の鈴木来人選手(OnebyESU-ICV)追いつかれ3番手を争う状況に。さらに後ろにいた野嵜然新選手(drawer THE RACIN/桐光学園高等学校)にも捕まってしまう。

口を開けて明らかに辛そうな表情を浮かべ、ペースを保つのが苦しそうである。

 

厳しい状況で最後までペダルを踏み続けたが挽回はできず、優勝は織田選手。

沢田はトップの織田選手から2分以上遅れ5位でレースを終えた。

 

レース後は、愛知県に移動。あすはJCF / JCXシリーズ第6戦 東海シクロクロス

ワイルドネイチャープラザに出場する。

レース後の沢田のコメント】

体調不良から回復しているかと思ったが影響はあったようで、脚の調子はよくリードできていいかなと思ったがそこから苦しかった。息が吸えない印象でこの会場は標高が高かったかと思うぐらい苦しかった。地元のレースで応援にも応えたかった。やはり悔しく、もう少し何とかできたんじゃないかなとも思う。きょうはちょっとダメだった。あすもレースがあるが目標はあくまでも全日本。それまでに勝ちを重ねられれば自信にはなるが十分経験は積んでいる。1日で体調はよくならないかかもしれないが、出来る限り回復させたい。砂のコースは得意意識がある。コースを楽しんで少しでもいい走りが取り戻せたら全日本に向けてもいいかなと思う。大きいことは言えませんが、しっかり回復してしっかり走りたい。そして、今日の応援に感謝しています。ありがとうございました。

 

 

▼リザルト

 

1位 織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム) 1:02:13.3

2位 副島達海選手(TRK Works)+0:28

3位 鈴木来人(OnebyESU-ICV)+1:40

4位 野嵜然新選手(drawer THE RACIN/桐光学園高等学校)+2:08

5位 沢田 時(Astemo宇都宮ブリッツェン) +2:25

 

※全リザルトは下記URLをご参照ください。

https://data.cyclocross.jp/race/25332