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2021/11/06 レース

【レポート】11/6(土)大田原ロードレース

『三菱地所JCLロードレースツアー2021 第9戦 大田原ロードレース』

2021年11月6日(土)、三菱地所JCLロードレースツアー2021 第9戦「大田原ロードレース」が大田原市湯津上支所特設周回コースにて開催。

宇都宮ブリッツェンから 増田成幸、堀孝明、小野寺玲、中村魁斗、貝原涼太、及川一総 の6名が参加。

ブリッツェンは2周目からできた7名の逃げ集団を追いかけるメイン集団で積極的に展開。11周目で逃げ集団が吸収されレースが振出しに戻ると、増田を含む逃げ集団が出来上がる。最終周回、激しいアタックの打ち合いが続くが決定的な逃げは決まらず。集団スプリント勝負となり、阿曽圭佑(ヴィクトワール広島)が初優勝。2位に西尾憲人(那須ブラーゼン)、3位に増田成幸が入った。

スタート前。スプリント賞のブルージャージは変わらず小野寺が死守している。

1周目、各チームのアタック・チェックが続くが決定的な逃げは決まらず2周目へ。2周目中盤上り区間で佐野(レバンテ)、石原(チーム右京)、山本大喜・花田(キナン)、孫崎・宮崎(スパークル)の6名の先行を許すと、本多(VC福岡)が追走に成功し7名に逃げ集団が形成される。逃げ集団に選手を乗せていない宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンを中心にメイン集団をけん引し吸収を試みるも、強力なメンバーが協調しローテーションしながら先行しているためなかなか捕らえることが出来ない。

メイン集団前方では積極的にけん引するブリッツェンとブラーゼン。

逃げ集団とメイン集団は30秒~1分ほどのタイム差を保ちながらレースを展開。 5周目のスプリント賞は孫崎(スパークルおおいた)が獲得。10周目を過ぎるとブリッツェン・ブラーゼンに加え、同じく逃げ集団に選手を送り込めていないヴィクトワール広島・さいたまディレーブも集団けん引に加わる。 10周目のスプリント賞は山本大喜(キナン)が獲得した。

7名の逃げ集団を捕らえるべく、メイン集団から追いかける各チーム。

11周目に入ると7名の逃げ集団を吸収。レースは振出しに戻った。 このタイミングで数名の選手のアタックにより、集団が活性化。集団内のスピードが上がったことにより集団は一列棒状に。ついていけなくなった選手たちも徐々に出てきた。 小石・宇賀(チーム右京)が飛び出すと、2人を追いかける形でメイン集団が分裂、いくつかの追走小集団が出来上がる。ほどなくして小石・宇賀を吸収すると、コース中盤上り区間で増田がアタック。アタック・キャッチを繰り返しながら、13周目に入ると増田を含む11名の逃げ集団が作られる。

逃げ集団に乗れたのは増田のみ。

逃げ集団は増田のほか、西尾憲人(那須ブラーゼン)、阿部(さいたまディレーブ)、小野(スパークルおおいた)、小石・宇賀(チーム右京)、渡邊・阿曽(ヴィクトワール広島)、山本元喜・新城・トマ(キナン)の11名。 最終周回では激しいアタック合戦が続く大きな差が開くことなく、集団でのゴールスプリントに。 ヴィクトワール広島の阿曽がスプリント勝負を制し、チームに初優勝をもたらした。 2位には西尾憲人(那須ブラーゼン)、3位に増田が入り、栃木県勢2名が残す表彰台を死守した。

阿曽が歓喜のガッツポーズ。チーム最上位は増田の3位。

■リザルト

01位 阿曽圭佑 (ヴィクトワール広島) 2:40:23

02位 西尾憲人 (那須ブラーゼン)2:40:23

03位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン)2:40:23

04位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) 2:40:24(+0:01)

05位 宇賀隆貴 (チーム右京相模原) 12:40:24(+0:01)

12位 小野寺玲 2:44:51(+4:28)

25位 中村魁斗 2:46:44(+6:21)

DNF 堀 孝明

DNF 貝原涼太

DNF 及川一総

表彰後のシャンパンファイト。

■リーダージャージ※7/21より各ジャージの名称が変更となりました

イエロージャージ(個人ランキングトップ) 山本大喜(キナンサイクリングチーム)

ホワイトジャージ(新人賞) 宇賀隆貴(チーム右京相模原)

ブルージャージ(スプリント賞) 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)

レッドジャージ(山岳賞) 山本元喜(キナンサイクリングチーム)

※正式なリザルト、リーダージャージについてはJCL公式ホームページをご確認ください。

■周回賞

5周回スプリント賞 孫崎大樹 (スパークルおおいたレーシングチーム)

10周回スプリント賞 山本大喜 (キナンサイクリングチーム)

敢闘賞  増田成幸

■清水裕輔監督コメント

今日は出だしに失敗してしまったのですが、そこで臨機応変に今できる形で対応して、後半に向けて全員で考えて動き、立て直すことが出来たと思います。優勝までは届きませんでしたが増田選手が最後ひとりでもしっかり立ち回り表彰台を勝ち取ってくれました。チームの雰囲気もいいので、このまま明日の最終戦でしっかり勝って、年間総合優勝を勝ち取ってシーズンを終えたいと思っています。 明日は最終戦。有観客での開催となります。那須塩原駅前での開催で非常にアクセスも良いので、感染症対策を徹底のうえぜひ会場にお越しいただき、沿道を赤く染めて応援いただきたいです。引き続き応援よろしくお願いします。

観戦・ボランティアで本日会場にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!