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2021/07/04 レース

【レポート】7/3(土)4(日)JICF国際トラックカップ

JICF『第7回JICF国際トラックカップ』

2021年7月3日(土)4日(日)、JICF『第7回JICF国際トラックカップ』が長野県松本市の美鈴湖自転車競技場で開催。 宇都宮ブリッツェンから貝原涼太が参加しました。貝原選手は、「マディソン」と「オムニアム」にエントリー。(※マディソンは栃木県チーム所属選手として参加。)3日に開催されたマディソンでは橘田和樹選手(栃木県)とペアを組み出場。周回遅れになり途中リタイアとなった。

4日に開催されたオムニアムでは、予選を経てBチームで出走。最終種目のポイントレースで点数を稼ぎ、Bチーム内で2位の成績をおさめた。

マディソンは栃木県の橘田選手とペアを組み出場。

■マディソン

マディソンとは、2人1組で行うポイントレース。指定のポイント周回時の着順に上位4組までにポイントが加算される種目で、チームメイトにタッチすることで走者交代を行えるのが大きな特徴。 3日に行われたマディソンには、橘田和樹選手(栃木県)とペアを組んで出場。今大会では333mバンクを90周、6周回ごとにポイント周回が設定された。 貝原涼太・橘田和樹ペアは序盤勢いよく飛び出したものの、午前中行われたオムニアム予選で感じた不調から気持ちを切り替えることができず徐々に失速。窪木一茂・兒島直樹ペア(日本ナショナルチーム)の桁違いの周回スピードにのまれ、13周回時にレースを下ろされてしまった。 その後レースは窪木一茂・兒島直樹ペアが2周回ラップしポイントを稼ぎ2位の河野翔輝・山本哲央ペア(チームブリヂストンサイクリング)と1倍近いポイント差をつけ優勝した。

■リザルト‐マディソン

01位 窪木一茂・兒島直樹/日本ナショナルチーム 106P

02位 河野翔輝・山本哲央/チームブリヂストンサイクリング 58P

03位 小林右京・馬越裕之/明治大学 13P

DNF 貝原涼太・橘田和樹/栃木県

※正式なリザルトについてはJICF日本学生自転車競技連盟公式ホームページをご確認ください。

■オムニアム

オムニアムには総勢51名がエントリー。3日午前中オムニアム予選が2組に分けられ、10㎞のポイントレースで競われた。予選上位10名を区切りに明日のチーム分けが行われ、貝原は2組目出走で12着。翌日のオムニアムはBチーム(16名)で走ることに。

オムニアムは複数の種目の合計点で競われる個人競技。今回は「スクラッチ」「テンポレース」「エリミネイション」「ポイントレース」の4種目が行われた。

1種目目の「スクラッチ」は、指定された距離での着順を競うタイムレース。1位40点、2位38点、3位36点…、21位以降は1点が付きます。7.5㎞の距離で行われ、貝原選手は5着で32Pを獲得。

続く「テンポレース」は4周回目以降、毎周ごとの1位通過者に1点が加算されるレースで、1周ラップすると20点が加算される。周回ポイントの合算で順位が決まり、1位40点、2位38点、3位36点…、21位以降は1点が付く。

貝原選手は1周回ごとのポイント加算は無し、最終8着でゴールし、26ポイントを獲得。

3種目目の「エリミネイション」は指定周回ごとに(333mバンクでは毎周)最後尾(後輪の一番うしろ端)だった選手が1名ずつ脱落していき、最後のひとりになるまで競われる。最後の2名に絞られた最終周回では先にゴール(前輪のまえ端)した選手が勝者となる。

貝原選手は最終8位となり、26ポイントを獲得。

最終種目「ポイントレース」を前に、貝原選手は84Pを獲得しており、16名中7位で最終戦ポイントレースを迎えることに。

最終戦のポイントレースは最終周回で1位通過し、ポイントを加算。

最後に行われた「ポイントレース」は、指定周回ポイントと最終着順の合計点で競われる。 今回は2kmに1回、周回時の着順上位4名まで加算。最終着順のみ倍の加点。(5点、3点、2点、1点)また1周ラップすると20点が加算される。

貝原選手は5回目のポイント周回から先頭集団内で走り、1ラップで20Pを加点。最後は1位でフィニッシュ。10回のポイント周回のうち、5回目/5P、6回目/2P、7回目/3P、8回目/2P、9回目/5P、フィニッシュで/10P加算し、一気に47ポイントを獲得。

オムニアム結果は、(32P+26+26+47)合計131点となり、オムニアムB内で総合2位の結果で今大会を終えた。

■リザルト‐オムニアムB

01位 小林右京/明治大学 133P

02位 貝原涼太/宇都宮ブリッツェン 131P

03位 安達光伸/朝日大学 129P

※正式なリザルトについてはJICF日本学生自転車競技連盟公式ホームページをご確認ください。

ポイントレースを終え、清水監督(宇都宮ブリッツェン)と小口監督(栃木県)が貝原選手を称えた。

■貝原涼太選手のコメント

自分で満足のいくような走りができず、恥ずかしいレースをしてしまいました。 久しぶりのトラック競技大会で、レース強度までコンディションをあげ切ることができませんでした。ロードレースとの両立を図りつつ、参加可能な大会があればトラック競技にも積極的に参加したいと思います。2日間、応援ありがとうございました。